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「ったく、あいつら恥ずかしがり屋さんだからな、隅っこに隠れて出てこないや」
「か、隠れてるの? へぇー、残念……」
「残念? じゃ、あいつらにアンタが会いたがってるってこと伝えておくから」
「えっ、いやいやいいです……っ!」
「遠慮すんなよ。友達が増えるチャンスじゃん」
「そ、そうだけど……、地縛霊はちょっと…………」
ボソッと言う私に、背筋が凍るような殺気をじわじわと感じる。
ま・さ・か……!
「ぬぁ~にぃ~! さっきから聞いてりゃ、“地縛霊、地縛霊”ってアンタ一体何様のつもり? アンタだってな、この世に未練がありゃー、地縛霊になる可能性大っ!」
ひぇーっ!
コ、コワ……。
これぞ、地縛霊オーラ……。
えっ?
「わ、私もっ!?」
口をあんぐりと開けて、彼を見たそのときだった。
────ドク……ン、……ド……ク…………ン。
***
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