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…恐ろしいことが起こった…
電話を切った私は、真っ先に、そう思った…
…まさか、矢口のお嬢様から、電話があるとは思わなかった…
…あの日本中に知られた、激安スーパー、ジャパンの社長令嬢から電話があるとは、思わなかったのだ…
そう考えると、私は、思わず、自分の胸に手を当てた。
自分の大きな胸に手を当てて、呼吸を整えようとしたのだ…
いや、
違う。
呼吸を整えるのではなく、自分の心臓の音が聞きたかったのかも知れない…
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