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静雄「いらないはずですよ。彼(伊崎)が使ってるそうだから」
朋子「はあ」
と、ちょっと変な顔で遠くにいる伊崎を見る。
赤沢家
パソコンをいじっている健太。
今日は一人で勉強している翔太。
朋子「(帰ってきて)ただいま」
二人とも、生返事しかしない。
朋子「(翔太に)宿題?」
翔太「うん」
朋子「けっこう、偉いねえー。(健太に)明日の午後、学校に行ってくるから」
健太「何しに」
朋子「色々、翔太の扱いについて言うことがあって」
健太「クレームつけに行くのか」
朋子「正当なクレームだもの」
健太「モンスター・ペアレントなんて言われるマネするなよ」
朋子「ペアレントって、あなたは何もしないじゃない。あたしの代わりに学校に行ったって、ただ話聞いて帰ってくるだけで」
健太「そんなに翔太に問題あるか」
朋子「あなたにわからないだけ」
健太「心配しすぎだよ」
朋子「ネグレクトよりいいでしょ」
健太「何?」
朋子「ネグレクト。無視。無関心」
健太「馬鹿言え」
朋子「今だって、無視してたじゃない」
健太「勉強している邪魔できるかい」
翔太、じっと机に向かっている。
朋子「だったら、あなた代わりに行ってくれる?」
健太「何が不満なんだ」
朋子「
青山家
薬を飲む静雄。
× ×
眠れないでいる。
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