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園田「青山先生、困りますよ、ついて見ていたなんて簡単に言われては。それで問題に気がついていなかったら、責任を認めなくちゃいけない」
静雄「はあ」
園田「今は、いろいろうるさいんだから。親も、マスコミも、教育委員会も」
静雄「はい。気をつけます」
園田「どうです、問題になりそうですか」
静雄「大丈夫だと思います」
園田「頼みますよ」
ドラッグストア
静雄が入ってきて、いきなり朋子に向かって、
静雄「この間、教えてもらったたんぱく質、効かなかったですよ」
朋子「たんぱく質?」
静雄「眠れるっていう」
朋子「ああ」
静雄「もっと効くのをもらいたい」
朋子「お客様によって体質が違いますので、一度お医者さまにかかって処方箋をもらってきたらいかがでしょう」
静雄「医者は嫌いだ。いったんかかると、ずっとかかり続けないといけなくなる。かえって習慣がついてしまう」
だんだん静雄の後ろに客がたまってくる。
それが気になってくる伊崎。
朋子「習慣にならないように、お医者さまに診てもらうのですけれど」
静雄「医者にかかると、病気になると思わない?血圧とか、血糖値とかだけならまだしも、あんなにやたらと細かく色々テストしたら、必ず不合格になる項目出てくるよ」
朋子「でも、必要なことです」
静雄「頼みもしないのにね。医者じゃ文句も言えないし」
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