12月10日、くもり

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043bd28a-0040-44d3-988e-fe70c4398a16 「真琴は俺が神様から最後に貰った宝物」  もうこれ以上、先がない地図の端っこで、   行き場を見失い冬の風に巻き上げられ   破れそうな凧を必死で押さえる         子供のように焦る心。 「もうこれ以上急いで大人になんかなるな」 「マア兄?アタシのこと…好き?」 「アタシは好きだよ。世界で一番」 とまた 真琴は俺の中の悪魔を呼び覚まそうとする。 8b27d529-2143-40d3-92fe-5116e1ed0a21    俺は耐え切れず…禁断の垣根を越えた。    言ってはならない一言を口にしてしまった。
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