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夏子は勉強もできたし、毎年、級長にも選ばれた。
そして何の取柄もない俺は、
自分の気持ちを彼女に伝えることもなく、
ただただ年月だけが
過ぎていくだけだった。
ところが人生なんて
どこでどうなるか分からない
不思議なもので…
俺たちが25の夏の或る日ーーー
団地の狭間にあった公園に呼び出され
彼女の方から告白された。
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