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「ねえ、マーちゃん、縄跳びしよ!」
「ん…あっ…」
いつも俺が彼女に連れまわされていた。
幼い頃の彼女は長いおさげが似合っていて、
その名の通り夏の日のひまわりを思わせる
太陽のような女の子だった。
彼女がいるだけで周りのもの全てが、みんなが、花々や木々もパッと明るくなった。
元来、暗いというか
ひっこみじあんで無口な俺とは正反対で、
彼女が太陽なら俺は月だった。
そんな二人がどういうわけかウマがあった。
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