過去の記憶の狭間

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b5d90a04-1916-45a1-bbe1-6b1f0c028b03 ーー真琴から貰った100円玉は…  俺にとってはお守りというか宝物だった。      最後までずっと使わずに      財布の一番奥に     小さなメモ用紙に包んで入れておいた。 人生で最後に味わったささやかな…      しかし最大のしあわせの値段は         100円だった。 わずか100円であっても、俺にとっては100億円にも匹敵する。そんなかけがえのないしあわせを…真琴には貰った。  その日から俺と真琴との奇妙な関係が始まる。親子や兄弟じゃない。まして恋人なんかではない。 とは言ってもただの知り合いというだけの間でもない… 本当に奇妙な関係の二人だった。
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