第六話
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瀬谷は瞬時にポケットに携帯していた懐中電灯の光を向けてみせる。書類の山が真上から落ちてきたようだった。 瀬谷は首をかしげ、先に部屋を出ることにした。 重々しく閉まったドアの音がやけに余韻を残していた。瀬谷は一度振り向いたが、また向き直って階段を降りていく。 和馬なら心配ないという自信がどこかにあった。
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