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与えられた任務をこなし、成功すれば飯にありつける。失敗すれば死ぬ。
これが僕達の日常、僕達の生活だった。
人を殺すも物を盗むも全ては上からの指示。
逃げ出したくても逃げられない。
この首輪がある限り、僕達は奴隷同然なんだ。
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そして、俺たちはこれから死ぬまでこんな生活を続けていくんだと思ってた。
それが当たり前の世界だから。
当たり前の世界だったんだ……
俺達が生きているこの世界は腐ってる。
生まれた時からクズはクズ、金持ちは金持ち。
金のあるやつには絶対的な権力があり、金のないやつには人権すら与えられない。
物心ついた時から俺は既にクソみてぇな世界のど真ん中にいた。
人間じゃない。お前達はただのモノだ。
黙って言うことを聞いてればいい。
そう言われ続けてきた。
だから俺は何も言わなかった。
ノルマさえこなせば、機嫌が悪い時以外、たいした危害を加えられることもないし、食べられる飯だって寝る所だってある。
ポカさえしなければ、死にはしない。
何人殺そうが何をやらされようが生きて帰ってこれば問題ない。
そんな日常が、俺にとって普通だと思っていた。
これが俺の生きるべき道なんだと信じて疑わなかったんだ。
そんなある日。
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