エピローグ

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   取り残された、結芽はホームのベンチに座った。何だか、色んな意味で取り残された気分。  話したことは無かったけど、あんな奴らって思ってた『トンチンカン』の一人にときめいて。彼女になる想像までして、それが思い込みだったなんて。 「馬鹿だなぁ……」  反対のホームに、初めて見るイケメンのポスターが貼ってある。誰だろ、新しいモデルかな。結芽好みの顔だなぁ。  イケメンだったら、みんな結芽の好みだけどね。  こうなったら、久々の写真でいくか。 ――妄想世界いってきます――      ・      ・      ・      ・      ・      ・      ・  って、いけないわよ。  妄想も、辞めだなぁ。写真じゃ出来なくなってるし。今度、実際の人で妄想して傷付いたら、立ち直れないかもしれない。  やっぱり、陸上部に戻って部活を頑張ろう。うん、それでいいよ……
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