エピローグ

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   頭を下げて、ホームを見てた。 「秋吉、遅くなってごめん」 「えっ、どうして……」 「どうしてじゃないだろ。今朝の返事、まだ聞いてないだろ」 「佐川……」  妄想、卒業出来そうだね。陸上部に復帰しなくてもね。  約1年半後―― 「うん、春だねぇ」  ピッカピカの一年生が、おっきめな制服着て緊張しながら電車に乗ろうとしてる。体が細めだけど、背は高めだし。肌も綺麗で、かなりなイケメン。彼だったら、いい感じかもしれない。 ――妄想世界いってきます――      ・      ・      ・      ・      ・ 「んっ、佐川とはどうなったかって?」  今も、ラブラブだよ。  でも、妄想だけは卒業出来なかったんだよね。それと、イケメン好きでミーハーも卒業出来なかった。  だって、妄想って楽しいんだもん。  妄想娘(24分の恋)―完―
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