他校男に妄想

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   また、爆発しちゃいそうだよ。 「信也、あんな女を本気で好きになったの。別に可愛くもないし、頭だって悪そうだよ」 「そんな、失礼だろ」 「失礼じゃないよ。だって、見るからに馬鹿じゃない。信也は、頭が良い女が好みでしょ。顔だって、美人系が好きじゃない」  彼女は、自分の事を言ってるのかな。 「もう、止めろよ」 「はぁ、何それ。あんな女を、選ぶって言うの? もう、信じられないよ」 「お前のそう言うとこが、嫌いなんだ。別れよう、俺はあの子に告白する」  彼女が、泣き出した。  悪いけど、結芽に告白するって言ってくれた。諦めかけた恋だけど、高校生活初めての恋が始まるんだね。  斎藤くんは、あんまり喋らないタイプ。だから、口うるさい女の子は苦手なのかも。  じゃあ、何であの彼女と付き合ったんだろ。  斎藤くんが、彼女を強引に引き剥がして。それから、結芽の方を見た。
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