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車が大きいから、座ってみてもゆったりしてて気持ちがいい。
しかも、座席が高いから普通の車よりも、見晴らしがいい。でも、そんな事より小林さんの助手席に座って、緊張しててワケわからない。
「あっ、シートベルトだけはしてね。助手席の人もベルトしてないと、僕が捕まるからね」
「えっ、それだけで捕まるんですか」
小林さんは、免許の減点の事を教えてくれた。検問とかをしてたら、警察に止められて減点されるって。
シートベルトしたら、車が走り出した。
車はゴツイけど、小林さんの外見通りに優しい運転だった。
「これから、どこに連れていってくれるんですか」
「そうだなぁ、ベタだけど海でも見に行こうか」
いいなぁ、二人で海を見れるんだ。
車は、高速道路に乗ってスピードが上がってる。どこの海に行くんだろ。
目の前に、料金所が見えてきた。
「結芽ちゃん、料金払ってよ」
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