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軽率な行動だったよね。あんなに、簡単に車に乗っちゃって。
もしかしたら、危ない事になってたかもしれないなぁ。妄想の中だけど、自分の行動に反省した。
「ねぇ、君。八高だろ、降りないの?」
気が付いたら、ドアが開いててホームから声をかけられた。声の主は、小林さんだった。
えっ、一緒に降りてくれるの?
もしかして妄想と同じで、学校まで送ってくれたりするのかな。
「降りないの。だったら、僕はそのまま降りるけど大丈夫なんだよね」
「あっ、いえ。降ります」
ただ、制服を見て八高って気付いて、気をきかせてホームに降りてくれたんだ。
ただ、それだけかぁ。
その時、小林さんのボタンを外したスーツのすき間。そこに見える、ワイシャツが陽に当たって透けてる。
ティーシャツ…… ううん、ブイネックのシャツ…… じゃなくて、ブラ?
「えっ、どういう事……」
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