ステータス画面表示を見ることができる能力を持つ勇者の話 2

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僕はホテルらしき宿に泊まった。 ここはお客さんが何人か入るらしい。 最初の時は、僕しか泊まれなかったけど。 町の人、商売人、冒険者、いろいろいるらしい。 「ここはイパカイの町。」 「俺はこの町に何かあるらしいと思ってきたんだけどな。そういえば、この国に勇者が来たらしいって?」 「それ、僕のことみたいだけど。」 「ええーーーーーーーーーーーーーーっ!!」 歓迎会が開かれた。 「この国の、町までの道がモンスターの巣窟になっているんだけど、奴らのリーダーがここに住みついちゃって村人は用心棒でも雇わないと通れないんだって。」 「リーダーを倒せばホワイトウルフの大群を追い払うことができる。」 「へえ。」 「ホワイトウルフのリーダーは、プラチナウルフっていうらしいぜ。知ってたか?」 「知ってます。一瞬だけど名前見ました。」 「ああ。勇者だもんな。プラチナウルフはとてもすばやくてかしこい。1人で倒すなんてことはできない。2人以上で倒しにいかないとな。」 「そうですか。」 ここを出たら仲間を探さないとな。そう考えていたら、誰かにいきなり後ろから腕をまわされた。 「あんた、勇者か?いっしょにホワイトウルフのリーダーを倒さないか?」 金髪の、軽そうなお兄さんだった。 職業は剣士って表示されていた。 「ああ。」 「よっしゃ!決まり!!」
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