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セノはプラチナウルフより劣るけどけっこう命中がいい。でも、決定的なダメージは与えられていない。
「このままじゃ急所は狙えねーな。」
セノは口元の血を拭った。
『弱点:急所(心臓)』だって?狙えるかそんなもの!!
スピードについていくのにも精いっぱいだってのに!!
こういう早いやつは・・・漫画ではどうやって倒していたっけ?
考えるんだ・・・奴を倒す方法を・・・!
プラチナウルフのステータス画面を見ながら、僕はある作戦を考え付いた。
「急所は狙わなくていい!!足を狙って!!攻撃してきたらチャンスだ!!そのあとは僕がやる!!」
「ヘタしたら俺死ぬけど?」
「回復薬はたくさんある!!」
「わかった!!」
セノがプラチナウルフの足元の攻撃を続ける。
プラチナウルフは自分の影に隠れた相手を探し、やみくもに攻撃してきた。
何度か攻撃をくらった。
そのたびに僕は回復薬を飲んだ。
セノにもいくらか回復薬は持たせたし、大丈夫だろう。
「乱れ切り!」
「まだまだぁ!」
「もういっちょ!」
「これで最後ー!!」
最後の乱れ切りでプラチナウルフの足はズタズタにされ、やつは動かなくなった。
今がチャンスだ!
「やあああああああああっ!!」
僕は剣を構えながら飛び、プラチナウルフの胸を貫いた。
光がさく裂し、あいつは消滅した。
そこには、いろんなアイテムが残された。
『プラチナウルフを倒した!!
30000ルドを手に入れた!!
白銀の毛皮を手に入れた!!
白銀の牙を手に入れた!!』
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