【第22章】私の主治医は悪魔でした

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「凄いな、洪水だ」 嬉しそうに言ったユキちゃんは、まだ痙攣のおさまらない私の中に、更に指を押し進める。 「お願い……本当にもう……やめ……て」 白濁した意識を必死でかき集めて、声を絞り出す。 「……どうして、こんなに溢れているのに?」 指を埋めたまま、顔を起こして私を見下ろす彼の前髪が乱れている。 いつの間に眼鏡を外していたのだろう…… なんど見ても、その匂うような色気に慣れることはない。 「……こんなに明るい所で……恥ずかしい」 両手で顔を隠そうとした瞬間。 体の奥に沈んだ指がグイッと折り曲げられて、弱い所を刺激する。 悲鳴を上げて体が跳ね上がり。 そんな私の頬を、愛おしそうに撫でた彼は…… 悪魔のように、甘やかに笑った。 「恥ずかしがることないだろう。だって俺は……」
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