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「凄いな、洪水だ」
嬉しそうに言ったユキちゃんは、まだ痙攣のおさまらない私の中に、更に指を押し進める。
「お願い……本当にもう……やめ……て」
白濁した意識を必死でかき集めて、声を絞り出す。
「……どうして、こんなに溢れているのに?」
指を埋めたまま、顔を起こして私を見下ろす彼の前髪が乱れている。
いつの間に眼鏡を外していたのだろう……
なんど見ても、その匂うような色気に慣れることはない。
「……こんなに明るい所で……恥ずかしい」
両手で顔を隠そうとした瞬間。
体の奥に沈んだ指がグイッと折り曲げられて、弱い所を刺激する。
悲鳴を上げて体が跳ね上がり。
そんな私の頬を、愛おしそうに撫でた彼は……
悪魔のように、甘やかに笑った。
「恥ずかしがることないだろう。だって俺は……」
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