【第3章】恋のゲーム

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【第3章】恋のゲーム

こんな風に泣くのは、先輩に振られて以来だった。 最後に泣いたのが九年前だったから…… 九年分の溜まりに溜まった涙。 泣きすぎてもう、いったい何が悲しいのかさえ分からない。 幼馴染のユキちゃんが、卑怯な手で幸せを壊したこと? 私の全てだった先輩が、しょうもない男だったこと? それとも簡単に騙された、自分自身への怒りだろうか。 悲しくて、悔しくて…… 私はある結論にたどり着いた。 もう、男なんて信じない。 信じられるのは……そう。 お金だけ ――――――
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