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「そうなんだ。じゃあ面と向かって話すことは今が最後なんだね。」
「うん。ごめんね」
「大丈夫だってwwじゃあそろそろ教室に戻りますか!」
「うん!そうだね!」
「愛彩また明日ね!」
「早くない?まだ授業あるよ?w」
「いや、授業終わってもあとはメールでしか話せないから今言おうと思って」
「そういうことねwうん!また明日ね」
こうして僕たちは別々に教室に戻ることになった。
5時間目が始まったが僕はいつも通り携帯をいじり、帰りのHRになった。
僕は部活に入っていないのだが、愛彩は何かに入っているのだろう。翔太はサッカー部だし、下校は大体1人で帰るのは日常的だ。だから寂しいという感情はなかった。
家に帰るとまた親に冷やかされるんだろう。そう覚悟して家に帰った。
玄関のカギは閉まっていた。いつもなら開いているはずなのに。
めんどくさがりながらカギを開けてると家には誰もいなかった。
「なんだ、だれもいないのか」
独り言が部屋に響いた気がした。誰もいない家。明かりも一切ついていない。1人暮らしをしている人は毎日こんな寂しい思いをしているのだろうか?僕には耐えられないなと感じた。
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