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「僕もだよw寝てたけど、お腹減って早めに起きちゃったww」
「彰君は何しに学校来ているのよ」
そう言って愛彩はあきれ顔でご飯を食べ始めた。
「家でも寝れるんだけど、授業中が1番寝れるんだよねww
それにしても昼時の屋上って誰もいないんだね。」
「そうね。使えると思ってないんじゃない?」
そう言った愛彩は続けて僕には聞こえない声で言った
「私が一番安心するところ」
「え?何か言った?」
「ううん。何でもないよ。」
「そっか。ところでさ僕たち付き合ったわけだけど、今度の土曜日どこか遊びに行かない?」
「うん!行きたい!どこに行こうか?彰君行きたいところある?」
その時の彼女の嬉しそうで、少女のようにかわいくはしゃいだ時の姿はとてもかわいく、固まってしまった。
「彰君?おーい大丈夫?」
その呼びかけで僕は我に返った。
「ごめんごめんw遊びに行くところかー水族館なんてどう?」
「うん!水族館いいね!一緒に行こ!」
こうして僕の楽しみが増えた。週末に彼女とデートだなんて何年ぶりだろうか。
そう思いながら愛彩のほうを見てみると、愛彩もとても楽しみにしていることがよく分かった。口角が上がるのを必死に隠して変な顔になっている。
「ところで帰りって一緒に帰ることはできる?」
「ごめんね。私放課後に用事が入っててたぶん一緒に帰ることはできない」
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