2日目 曖昧な世界

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「僕もだよw寝てたけど、お腹減って早めに起きちゃったww」 「彰君は何しに学校来ているのよ」 そう言って愛彩はあきれ顔でご飯を食べ始めた。 「家でも寝れるんだけど、授業中が1番寝れるんだよねww  それにしても昼時の屋上って誰もいないんだね。」 「そうね。使えると思ってないんじゃない?」 そう言った愛彩は続けて僕には聞こえない声で言った 「私が一番安心するところ」 「え?何か言った?」 「ううん。何でもないよ。」 「そっか。ところでさ僕たち付き合ったわけだけど、今度の土曜日どこか遊びに行かない?」 「うん!行きたい!どこに行こうか?彰君行きたいところある?」 その時の彼女の嬉しそうで、少女のようにかわいくはしゃいだ時の姿はとてもかわいく、固まってしまった。 「彰君?おーい大丈夫?」 その呼びかけで僕は我に返った。 「ごめんごめんw遊びに行くところかー水族館なんてどう?」 「うん!水族館いいね!一緒に行こ!」 こうして僕の楽しみが増えた。週末に彼女とデートだなんて何年ぶりだろうか。 そう思いながら愛彩のほうを見てみると、愛彩もとても楽しみにしていることがよく分かった。口角が上がるのを必死に隠して変な顔になっている。 「ところで帰りって一緒に帰ることはできる?」 「ごめんね。私放課後に用事が入っててたぶん一緒に帰ることはできない」
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