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── 二章 おまけ ──
──『オータムフェスにて』──
※副…詩音/副店長
希…夢野 希
叶…夢野 叶
カ…カレン/少年
詩…詩音
カ「スゴい盛況ですね~!」
副「ああ。連休と重なる《フェス》開催初日からの三日間は観光客がわんさと来るからな!」
詩「それはそうと、どうしてわたしたちライブの衣装のままでうろついてるの?」
叶「めちゃくちゃ目立ってるよボクたち……」
希「仕方ないわよ、ステージが終わって控え室に戻ってみれば出番待ちの人達で控え室が満杯だったんだから」
カ「やっぱり、有名音楽プロデューサーが観に来るって噂が原因でしょうか?」
副「だろうな。っていうか、その噂なマジな話なんだよ。運良く目に留まればスターへの道が拓けるからな」
カ「そうなんですか」
希「さて、これからどうする? 当てもなくブラつくのは時間が勿体ないわ」
詩「お兄ちゃんのおごりで屋台の食べ歩き、ってのはどうですか?」
希「お~! それはナイスアイディアね、詩音ちゃん♪」
叶「それ、ボクも賛成~♪」
カ「いいね~♪」
副「ちょっとたんま! 当人の承諾もなしに数の暴力で決めるのは如何なものかと……?」
詩「そう~お? なら、当人の居ないところで物事を決めるのも如何なものだよね?!」
副「──うくッ!? …………わか りました、喜んで奢らせていただきます!」
四人「「「「やった~♪」」」」
──二章 おまけ 了───
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