2人が本棚に入れています
本棚に追加
ぜんくんは
その子のことが好きなのかなって
そんな風に思った
だけど
その日から
ぜんくんは毎日黒板消しをした
日直をやっている人に
相変わらずか細い声で
僕がやるよって
そう言って黒板を消す
あいつ、調子乗ってんじゃね?
たぶん
やってやってるんだぞって
心の中で
俺らのこと見下してるんだ
そんな陰口をいう男子がでてきた
そんな心もない陰口は
ぜんくんの耳にも
きっと
届いていたことだろう
最初のコメントを投稿しよう!