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「いやしかし。
こう、お互い裸で抱き合ってると、妙な気分になってくるね」
「も、もう!
意識しないようにしてたんですから、そういうこと言わないでください!」
「えー?
でも、少しは期待してたんじゃないの?」
「そ、そんなことないです!」
「ほんとに~?
だったら、私はともかく、あなたまで裸で寝る必要はなかったんじゃないの?」
「う……」
「もー、栗原ちゃんはえっちだな~」
「……先輩って、時々おやじくさいですよね……」
「っふっふっふー。
そんなこと言ってると、食べちゃうぞ~?」
「……いいですよ?」
「……え?」
「…………」
「え!?」
実際。
このタイミングで、その顔で、頬を染めながらゆっくり頷くのは反則だと思います。
「ごちそうさまでした」
「……もう、そういう所、ほんとおやじくさいですよ」
「ふふ、ごめん」
「いいです、そういう先輩を好きになってしまったんですから」
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