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第四章 「 神様一日目! 」
部屋に差し込む陽の光で
漸く目を覚ました美好。
ーー今って何時なのかな。
現代からタイムスリップする時
突然だった為にスマートフォンを
持ち合わせていない美好は時刻を
知ることも出来ないでいた。
この時代にやって来て時間は
まだそう経ってはいないというのに
既に気持ちは疲れ切っていた。
美好が 「 はぁー・・・ 」と重たい
溜め息を吐くと同時に彼女の滞在している
部屋の扉は開けられた。
「 娘、早速仕事に取り掛かるぞ。 」
声の主は、右京である。
相変わらずの愛想のない表情で
美好に支度を済ませるように言う。
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