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「サプラーーイズ!」
海斗はそう言うと誰かの頭にナイフを突き立てた。
刺された誰かはガックリと膝をつく。
海斗はその背中に足を乗せると刃渡り二十センチのサバイバルナイフを引き抜いた。
誰かの頭から半分固まったような血がドロリと流れ出す。
「タハ~! ゾンビだったか。まぁ、俺はどっちでも良かったけどね」
海斗はゾンビの服でナイフを拭う。
「なんで皆こんな面白い世界で逃げ回るんだ? この世界の楽しみ方ってのを教え足りなかったかな?」
立ち上がる海斗の周りに、ワラワラとゾンビが集まってきた。
「コレコレコレッ! 良かったよ。まだ居て~。さぁドンドン来いよテメェ等! ぶっ殺してやるよ!」
海斗はゾンビの群れに嬉々として飛び込んだ。
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