びーすとていまーマリク

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俺の背中から飛び出した黒白茶の三色の変則トリコロールカラーは、勢いよく飛び出すと、自慢の爪を、先制攻撃とばかりにタロスの体につけた…… りはせず、俺たちとタロスが対峙する、丁度の間ぐらいに降り立つと、軽く伸びをして、丸くなってしまった。 ちなみに、その間、タロス含めて、みんながニャー子を見ている。 なぜなら、猫だから。 そして、そのままスヤスヤと寝息をたててニャーコは眠り始めた。 なぜなら、猫だから。 血生臭い戦いの場に、僅かながらも癒しが訪れた瞬間だった。 そう、これが猫の力。 そして、周囲の動きが止まっていた間に、魔方陣を展開し、本命を呼び出す。 「出でよ!天界の聖鳥、コンラート・パンナコッタ13世!!」
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