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何度も何度も角度を変え、甘いキスをしてくれた。
「ふぅ・・・」
脳ミソがトロトロに蕩けるくらい気持ち良くて。
一つ溜め息をつくと、満足そうに優しい微笑みを浮かべてくれた。
「目がとろんとして、かわいい。そんなに気持ち良かった?」
慈しむように髪を撫でてくれる彼の大きな手。うん、と小さく頷くと、くちゅと、耳朶を軽く吸われ、体に甘い痺れが走った。
「ナオ、バンザイして」
頭の中がぼんやりとしてて、何を言われているのかよく分からないまま、彼のいう通りにすると、Tシャツを下着ごと脱がされ、スボンまであっという間に脱がされた。最後の一枚を脱がされそうになり、慌てて手で押さえた。
「キスだけで終わりだと思った?」
もう片方の手首を掴まれ、彼の体の中心に持っていかれた。そこは布越しでもはっきり分かるくらい硬く隆起していた。
「やぁ・・・」
自慰すらまともにしたことのない体には、あまりにも刺激が強くて。
怖くて逃げようとしたけど、彼の腕にがっしりと腰を掴まれ最後の一枚を脱がされた。
「だ、だめ!見ないで!」
うっとりとした表情で、舐めるように頭の先から、足の爪先まで、くまなく見詰められ
恥ずかしさに、全身が朱色染まる。
心臓の音が半端なく煩くて、ドキドキが止まらなくてーー
彼の顔をまともに見ることが出来ず、顔を逸らした。
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