彼の気持ち

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「気持ちいい!?」 グニュグニュと爪先でしごかれ、蜜がどんどん溢れる。これ以上されたら、また頭の中が真っ白になる。 「だめぇ!」 彼の肩にすがり付き咽び泣いた。 「また、イッちゃう、あっ・・・ん!」 彼の大きな手に、茎をすっぽり包まれ、一層強く上下にしごかれた瞬間、手の中に白濁をほとばらせた。 「ごめんなさい」 はぁはぁと、肩で息を吐きながら、だらりと腕を下ろし、そのまま崩れ落ちそうになった。 「ナオ、大丈夫?」 信孝さんが優しく受け止めてくれて、シーツの上にそっと寝かせてくれた。 「少し眠ったらいい。ずっと側にいるから」 ティッシュで残滓を綺麗に拭いてくれる彼。 それが終わると隣に潜り込んできて、こめかみに軽く口付けをし、さらさらと髪を撫でてくれた。 まるで、本当の恋人同士みたいーー 「・・・好き・・・」 気だるい体を彼に預け、甘い余韻に浸りながら、深い眠りへと落ちていった。
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