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ユウちゃんは厳重な猿轡のため上気した顔をくたりと柱に預け恍惚の表情で柱から吊られている。
正座を崩せない様に膝を畳んだ状態に縛って放置していたのだから、きっと脚が痺れて感覚など無いはずだ。
柱に巻き付けた縄を順に解いてユウちゃんの身体を柱から解放する。
支えを失ったユウちゃんは雁字搦めに縄を巻かれたままぐったりとしどけなく床に横たわる…
私は正座をして膝の上にユウちゃんの身体を抱き上げる…ユウちゃんは私に後ろから抱かれて初めてちょっと目を開いた…涙を溜めた長い睫毛が震えている。
ユウちゃんは浴衣に着替えた私のことを不思議そうに見詰めている。…私のこと綺麗って思って呉れるかな?
そんなことを思ったら自然に身体が動いた。私は唇を手拭いできつく巻かれたユウちゃんの口に重ねた。
私の唇は手拭い一枚を隔ててユウちゃんの唇が味わっている猿轡の圧迫感を共有している…そんなことを思ったら濡れて来た。
手拭いからは甘い匂いがした。
それはたぶんβ-エンドルフィンとケトン体の混じった匂い…縛られたユウちゃんの内側から醸された被虐の匂いだった。
ユウちゃんは何かを求めるように縛られた身体を捩った。私は縄の上から愛撫した…
猿轡の中、ユウちゃんの鼻がヒクヒクと動くのが見て取れる。
ユウちゃん?何して欲しい?
私は着物と縄の上からユウちゃんの薄い胸板に手のひらを這わせた。
ユウちゃんの乳首は勃起していた。
私は身八口を探り当てると指を長襦袢の内側に滑り込ませた。肌襦袢に包まれたユウちゃんの薄い胸板は直ぐに探り当てることができた。
コリコリした蕾のようなユウちゃんの乳首を私は人差し指と親指を使って揉み潰した。
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