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…にもかかわらず、私は土曜日の夜に珠洲姉さんに伴って様子を見に来たお祖母ちゃんにもう勘弁してと泣き事を言ってしまったのだった。
「反省が足りない様だね。」
その一言だけだった。
私はとうとう逆海老に縛り直された上に目隠しまでされてしまった。あとはひたすら闇の中…
分厚い帯地の布で目隠しをされ、闇の中で時間の経過を知る術も無くひたすら厳しい緊縛に耐えるのはまさに地獄の責めだった。
三時間経つごとに繰り返される「儀式」の時も目隠しだけはその儘外されることはなかった。
しかし逆海老に固められた私は体の片側を下にして寝かされている外はない…これでは湯呑みは使えないだろうと思っていたら、寝たきりの病人に使う「吸い飲み」が用意されていた。お祖母ちゃんは何がなんでもこのお仕置きを完遂する積もりということだ。
猿轡と縄の締め直しは珠洲姉さんと瀬里姉ちゃんの二人掛かりだった。二人のうちどちらか…多分、瀬里姉ちゃんが私の上半身を抱き起こし正座したもう一人の膝に私の頭を預ける…その膝枕のまま猿轡を解く…束の間自由になった私の口にはすかさず吸い飲みの嘴がくわえさせられ酢が注ぎ込まれる…逆海老に縛り固められて暫くした頃から酢が甘く感じるようになったのはどうした事か?多分、過酷な責めに悲鳴を上げる関節や筋肉がクエン酸を要求していたのだと思う。
瀬里姉ちゃんの手で掛けられた菱縄は身動きする度に私の乳首と股の弱いところを責め立てて…最初のうちこそ体の芯がとろける程気持ちが良かったが、やがてその本当の恐ろしさを身を持って知ることになった…
殊に逆海老にされてからは股に掛けられた縄がきつく食い込んできてじっとしていても敏感なところを責められ続けることになってしまった。
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