0人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
「さて、どこ行くか。」
特に行く当てもなく、その辺をぶらぶらしてた。
「ちょっと君!ここに来ては駄目だ!帰りなさい!」
「は?開いてるのに入ったらいけないのか?」
「あ、いや、その。」
「入るからな。」
「駄目だ!」
パシッ
手を捕まれた。
「な、何だよ?」
「君を危険な目には遭わせられない。帰りなさい。」
「危険?」
「そうだ。今ここに殺人犯が立てこもってるんだ。」
「なら何で店が開いてんだ?誰でも入っちゃうだろ。」
「だからこうしてここに俺がいるんだ。」
「そうかよ。なら、お邪魔しました。」
「あぁ、気をつけてな。」
最初のコメントを投稿しよう!