第1章

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「さて、どこ行くか。」 特に行く当てもなく、その辺をぶらぶらしてた。 「ちょっと君!ここに来ては駄目だ!帰りなさい!」 「は?開いてるのに入ったらいけないのか?」 「あ、いや、その。」 「入るからな。」 「駄目だ!」 パシッ 手を捕まれた。 「な、何だよ?」 「君を危険な目には遭わせられない。帰りなさい。」 「危険?」 「そうだ。今ここに殺人犯が立てこもってるんだ。」 「なら何で店が開いてんだ?誰でも入っちゃうだろ。」 「だからこうしてここに俺がいるんだ。」 「そうかよ。なら、お邪魔しました。」 「あぁ、気をつけてな。」
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