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そういって不機嫌なメディスンの肩を叩くブラッド。
メディスンはブラッドの態度に。ますます苛立っていそうだった。
ブラットは気にせずに続ける。
「だからまあ、そういうわけだ」
「どういうわけだ」
シックスが少し呆れて返すと、ブラットとメディスンはそのまま機械兵たちへと向かっていった。
「それにね――」
エヌエーが穏やかな声で言う。
「さっきもそうだったけど、アンとキャスがいれば……。ううん、今度はシックスもいる……。あなたたち3人にならなんとかできるって思うの」
エヌエーは3人にニッコリと笑うと、そのままブラットとメディスンの後についていった。
「だそうだ……お前たちはどうする?」
仲間たちの背中を見ながらシックスが言った。
アンが――。
「当然いく!! あんなことを言われて断れるか!!!」
キャスが――。
「言葉は返さん。私はただ行動で示すのみだ」
3人は、ブラットたちが敵を抑えてくれている間に、ノピアの乗る戦闘車両――プレイテックに向かって走り出した。
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