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4章
リードからの連絡で緊急召集をされたアンたちは、ストリング帝国の城内に来ていた。
中世時代を感じさせる城内は、朝でも夜でも常に照明が付いており、機械ではなくストリング兵が各場所を守っている。
そうはいうものの、やはり至るところにいる人型の機械や、見張りの兵たちが持っているストリング帝国の発明の一つ、インストガン(突撃銃タイプの電磁波放出装置)を見るにすべてが中世時代のようだとはいえない。
城内の大広間に到着したアンたち。
そこには、アンたちと同じように深い青色の軍服姿の者たちが大勢いた。
軍服さえ羽織っていれば、中に着るものは自由なようで、アンは軍服の下にパーカー、ストラは白いシャツ、レスは黒のタンクトップをそれぞれ着ている。
「いたいた、お~い」
長身で細身の男――リードがアンたちに気がつき、近づいてきた。
リードは3人に説明をしようとすると、その後ろから顔中に傷がある坊主頭の男が現れた。
「あっ! モズ隊長も一緒だったんですね」
ストラがそういうと、アン、ストラ、レスの三人は敬礼をした。
――モズ・ボートライト。
アンたちの部隊の隊長。
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