よん

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「じゃあ、トヨピーって呼んでいい?」 「と…」 とと、トヨピーって?? 「調子乗んなよ、イモコ」 後ろから頭を小突かれる。 「トヨピーって呼んでくれる?」 ふふん、とわたし。 なんか可愛いぞ。 こんなことでいいのか?わたし? 中学のわたしはなんだったのか。 苗字のことしか考えてなかったぞ。 目からウロコとはこのことか?! 目をキラキラさせ興奮するわたしに、 「カ○ピーみたいにいわれて喜ぶな、アホか」 「アホで結構。可愛いんだもん。この響き!」 ニヤニヤし始める。 が、 「矢水くん、もしかしてトヨピーのこと」 「さっ、お弁当、食べちゃおっ」 言葉を遮るように。 あれ?なんだこの感じ。 どうしたわたし。 しかし。 30分もたった頃。 授業が始まって間もなく、本当にお腹が痛くなってきた。
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