6ct

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「辛かったわね……」 隣に跪くと、琥珀が私の両手を取った。 「琥珀さん……。私……」 涙がこぼれた。 琥珀の優しさが、胸をついた。 「私、どうしたらいいの?」 「アメシストは、どうしたいの?」 「私は……」 琥珀の金の瞳を見つめた。その瞳には、私が映っている。その、自身の姿に問いかける。 自分は一体、何がしたいのだろうか? 「私は……コスモを助けたい。コスモの魂を、浄化に導きたい」 そうだ。 私はコスモを助けたい。 コスモの魂が救われるなら、どんなことでもしてやりたい。 その為なら、罰を受けたって構わない。 コスモは、私の大切な……。
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