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「なるほど。ここを捻って、通すわけか」
コスモはなかなか筋がいい。
あっという間にマスターしてしまった。
「この分なら、次にアメシストが来るまでに全て作り終えてるかもね」
「ああ、その事なんだけど……。リセットされると消えるから」
「は？」
「だからね、この花、リセットされると元のお花畑に戻っちゃうの」
「はあぁぁぁ？」
口をあんぐり開けると、コスモはそのままフリーズしてしまった。
「大丈夫。今度来る時、また沢山摘んできてあげるから。そしたら作ってよ。私に似合う、めちゃくちゃ可愛い花飾り」
はぁ、と気の抜けた返事をすると、コスモは作りかけの花飾りを光にかざした。
「わかったよ。次までに、ちゃんと練習しておく」
「本当に？ 楽しみにしてるよ」
「任しとけって」
コスモは親指を立ててから、おもむろに空を見上げた。
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