7ct

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「コスモが?」 花を摘みながら、琥珀が驚いたような声を上げた。 「そう。琥珀さんと早く仲直りしろって」 私たちは、清麗の丘で花を摘んでいた。コスモの手土産にする花を、琥珀も一緒に摘んでくれているのだ。 リセットされてからすぐ来たので、今日はまだたっぷり時間がある。いつもよりも長く、コスモの側にいられる。 「あなたの話を聞いていると、彷徨える魂は、それ程恐ろしいものでは無いような気がしてくるわ」 「そうなの。コスモはとても優しいし、とても暖かい。ここにいるみんなと、何も変わらないの」 「そうね。中には本当に凶悪な魂を持った人もいるのかも知れないけれど、あなたの話を聞く限りでは、コスモは、そういう類の人間ではないような気がするわね」 「やっぱり?」 私は思わず歓声を上げた。 琥珀に理解してもらえたのが嬉しかった。
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