光舞う世界の中で

8ct

リンゴーン。
リンゴーン。
リンゴーン。
……。

「ごきげんよう。アメシスト」
「ごきげんよう。琥珀さん」
「今日もコスモの所に？」
「うん。今度はネックレス作ってくれるって」
「そう。いいわね」
「どうせなら二つ作ってもらっちゃおっかな。琥珀さんとお揃いで」
「いいわよ。私は」

もう何度目だろう。こんな日を迎えるのは……。

いつもと変わらない、今日が始まる。
大切な仲間と。
大好きなコスモと。

こんな日々が、いつまでも続くような気がしていた。

あまりにも幸せで。
あまりにも当たり前で……。

このままずっと、一緒にいられるような気がしていた。
そんなはず、ないのに……。