光舞う世界の中で

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「わぁ……。すご……」

全面ガラス張りの室内は、三階部分まで吹き抜けになっており、四方八方から光が差し込み、全体を眩しいほどに照らしている。

ここは、セントラルタワー内部。琥珀の言う所の『役所』である。

広いロビーの中央に円形のカウンターがあり、その周りには等間隔に透明なベンチが備え付けてある。

見たところ、利用者は私と琥珀だけのようだ。
不思議に思い、訊ねようとしたら、琥珀は既にカウンターで手続きを始めていた。