6ct

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「私に、何か言う事があるんじゃないかしら?」 「えっ?」 琥珀の言葉にドキッとした。 あれから無事にリセットされ、いつものように琥珀が私の家に来ていた。 私を見下ろす、視線が痛い。 「な、何を?」 無意識に(ども)ってしまう。 「あなたは本当に正直な人よね。まあ、それがあなたの良いところではあるのだけれど」 琥珀の金色の瞳が、私の心の内部を覗く。 「琥珀さん……。何か、知ってるの?」 「やっぱりね……」 「あ。しまった」 私は思わず舌を出した。
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