Episode 1 僕の名はナタク

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Episode 1 僕の名はナタク

ここは、石動王国・シュラという人口の多い国。 神々と竜が暮らす街、伝説の都、大陸の多くは雲海に囲まれている。 「…僕は、ナタクの…ナタクのバディだよ!」 2022年4月3日。石動王国・シュラ。 「おーい!どこへ行くんだよ!」 「あっ!今から僕は竜の住む町・シャダへ、ルーシェンが僕を待ってるよ。」 僕の名は「ユーゴ」。 この石動王国に住んでいる15歳の少年。 まだ魔法使い見習いだけど…ルーシェンと一緒に魔法の勉強してるんだ。 いつかは一人前の魔法使いになってこの本にワダツミがあると知っている。 「あっ!ルーシェン、ルーシェン!!」 「ユーゴ!あんたにあいたかったよ!」 「ルーシェンただいま!」 僕が暮らしている町は、竜の国・シャダ。 そこには魔法使いの末裔の一人・ルーシェンがいた。 両親を亡くし、一人ぼっちだった僕だけど、ルーシェンが親の代わりに育ててくれる。ルーシェンとは育ての親で、僕と暮らしている。 「ねぇルーシェン、なんか街が静かだね。」 「そりゃあそうだね。」 「でも、僕はルーシェンがじっとしているの見てる。この本に載っている伝説の大地"ワダツミ"があると聞いていて…。」 「"ワダツミ"?それは御伽噺の場所だろ?」     
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