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「ドーン!」
大きな音とともに、和也は跳び上がった。
時計を見ると、午前2時過ぎであった。
「なんだ?地震か?」
和也はその後余震らしき物を感じて居なかったので、そのまま受験勉強をはじめた。
程なく「バッバッバッ」と数台のヘリの音がしてきた。
割と低空で音がして居たヘリに和也はまた机の参考書を閉じて窓を開けた。
「うっセーなぁ!」
夜中の2時半頃に、和也は夜空を見上げた。
複数のヘリがホバリングをしながらサーチライトを地面に向けて照らし出して居た。
「なんだ?また米軍機の墜落か?」
和也は双眼鏡を出してきて、ホバリングをしているヘリを覗いた。
「やはり、米軍機か!アブネーなぁ!住宅地からそんなに遠く無いから超アブネージャン!」
そのうちに、パトカーや消防車がサイレンを鳴らして走ってる音がしてきた。
「近いジャン!」
和也は着替えて、原チャリに乗って現場まで行って見ることにした、野次馬根性だった。
原チャリで進む事数分!
現場はもう警察の非常線が貼られて居て、警察官ではなく機動隊員と奇妙な事に重装備の米兵が1メートル間隔で数十人が銃を持って立って居た。
そこから10メートル手前を機動隊員か矢張り重装備で立って居た。
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