ゴゴドンゴへの道 あと屁

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ジョナサン探検隊は、着実に目的地に近づいていた。実際の距離としてはドンゴロス山の稜線の半ばに過ぎなくても。 「このまま登り続けるのは危険だ。このまま稜線を迂回するルートを進むしかない。ゴゴドンゴの壁は成層圏に限りなく近い。この稜線が既に飛行艇の限界高度を超えている。体を慣らしならがゆっくり進むしかない。生徒だけではない。貴様の娘もいるのだろう」 大陸ガメの背中の森の中に、急拵えの山小屋があった。魔王がチャチャっと建てたものだった。 一説によると大陸ガメの甲羅には土砂が溜まっていて、色々なものが埋まっているのだそうだ。 中には金鉱すらあるという。 興味はなかった。 山小屋に入って、飛び込んできた光景に目がくらんだ。 どいつもこいつも金銀財宝に目が眩んでいた。 「何やってんだお前等!」 「凄いですわ!どこか掘れば出て来ますのよ!一獲千金タイム突入ですわ!」 「金属と死体の臭いが!何だ!イゾルテもエメルダもそんなもんぶら下げて!」 大粒のダイヤモンドのネックレスを下げたイゾルテとエメルダが、無言でシチューをかっこんでいた。 「何だ!どいつもこいつも遠足じゃねえぞ!ってうわあああああ!フラさん!そのハート形のピンクダイヤのネックレス可愛いよ!似合うよ!そしてうおおおおう!ステラ!
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