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滑り止めの大学に入って、何かしないと、と思い運動部に入った。
ガチだったのでスポ魂みたいだったが、傷心の僕の心を、癒してくれた。
そして、二年生になり、初彼女となる女の子と出会った。
彼女のおかけで僕は立ち直れる事が出来た。
今はフラれて暗い気持ちだけど、その奥底にはハッキリとわかるほど彼女への感謝の気持ちが存在していた。
たぶん、明日には、もう笑って彼女に今までありがとうって言える様な気がした。
高校時代、枯れた様に生きようとしていたあの頃と比べるとビックリだ。
焼き上がった卵焼きを、フライパンを逆手で持ちかえて皿に移した。
鮮やかな黄色がふっくらと膨らんだ傑作だ。
午後のお日様に照されて、湯気の上昇気流に乗った塵がキラキラと輝く。
これを食べれば元気が出そうだ。
僕はケチャップを豪快にかけ、
ペロリとたいらげた。
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