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「はぁ・・」
ため息が出た。うんざりした。
「~~♪」
・・・?なんだ?あいつは・・
「・・・・」
今日って、地球最後だよな?
そんなことを思わせてくるぐらい、ご機嫌な女の子。
「君は・・」
聞くのを迷った。
君はニュースを見たのか?
もし見てなかった場合、この子に僕が絶望を与えることになる。
「・・・・・」
でも、知らなかったとしても教えてあげるべきか?
意を決して、自分の気持ちを言葉にする。
「君は、今、どういう状況か、分かってるの?」
「地球が終わっちゃうこと?」
知ってたのか。
「なんでそんなにテンション高いの?」
すると彼女は笑顔で言った。
「地球最後なんでしょ?なら目一杯楽しんだ方がいいじゃん!」
「君は僕と似てるかもしれない」
思わず声に出してしまった。
「僕も似たよな感じなんだ」
彼女は驚いていた。
きっと僕のような考えの人はいないと思ったからだろう。
気づけば、僕は彼女と楽しく話していた。
それからどのくらい時間がたったのだろう。
僕たちは橋の上で話していた。
まるで、二人の時間だけ進んでないかのように。
だが、その時は突然やってくる・・
森にいる動物たちが突然叫びだした。
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