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   「皆さんそろそろ余興の準備を始めます。どうぞ前でご鑑賞下さい」  と言うや奥の書斎へ向かうフゴーさん。  「あのフゴーさんどこへ行かれるのですか?」  「奥の書斎で余興を見るのですよ。アソコは壁も厚いし外からの侵入も不可能。心配せずとも護衛を1人連れて行きます。扉はもう1人の護衛が守りますから誰もはいれません。神官殿は外の余興をご覧になって下さい」  ????どう言うことだ。あの部屋からこの大広間は見えないはずだけど・・・・。  「そうだこうしませんか。この扉の鍵を神官殿が持つ、そして扉の前にはダンが立つ。賊が扉を開けるには神官殿から鍵を奪ってダンを倒さないといけない。あの扉は中から鍵を開けるか特注の鍵を外から使うしか開けられないので完璧な布陣だ」  鍵を渡すと有無を言わさずフゴー氏はロビンさんを連れて書斎に引きこもった。ドアの前にはダンさんがもたれ掛かるように守っている。なんだろうフゴー氏のあの自信は、まるであの部屋に勝算があるようだけど。わけもわからないが今我が神が微笑んだ気がする。今、確実に何かが動き出したようだった。
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