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勇敢の紋章
「……勇敢の紋章」
そして俺は、取って置きの手段を発動させた。
これは、勇者の持つ唯一の切り札と言って良い。
勇敢の紋章を解放した俺の身体から、熱い炎のような闘気が燃え上がる。
「……なっ!?」
「こ……これはっ!?」
「なんだっ!?」
俺と対峙した魔神将たちは、一様に驚きの声を上げている。
ハッキリと確認した訳じゃないけど、高段に居る4人の魔族からも驚きの雰囲気が発せられているのが分かった。
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