役所仕事

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役所仕事

2350年地球の総人口は20億人迄減少して居た。 当初2000年代の予測では150億人迄達すると予測されて居たが、医学的・科学的に人類の寿命は平均寿命が150歳となり、衰えた臓器及び肉体は人工の物と簡単に取り替えられて居た。 人類は結婚、出産と言う概念さえ無くなって居り、異性・同性に関わらず、パートナーとしての結びつきをして、女性が危険をおかしてまで出産する事は皆無に等しかった。 それでも子供が欲しい人々は人工造成カプセル子宮での出産をして子供を授かって居たし、クローン人間やアンドロイド型等選択肢は色々と会った。 純粋な出産での人間は地球のほんの一部の地域の民族のみが行われて居たが%的には一握りの出産であった。 「もうすぐだなぁ!」留吉は里子にの大きくせり出したお腹を見て嬉しそうに言った。 「来週には、赤ちゃんが来るよ、お父ちゃん」里子もハニカミながら留吉に言った。 「バカだねー!今時は産まれた赤ちゃんは1歳になるまでは、州の自動保育施設に入って大切に育てられるから、抱き抱えらるのは1歳の誕生日からだがね」祖母になる里子の母親、吉江が里子と留吉に笑いながら言った。 「アッそうか」留吉がいかにも残念そうに苦笑いをした。 留吉・里子夫婦は特定指定地域に先祖代々土地を守って住んでいた、この地域は東アジア州日本地区北陸街の山間部で連邦政府は2000年保存村として特定公園として居た。 勿論生活は2000年代の生活様式で有った。 パソコンはアンドーズ10(改良型)スマホはドキモのアイホンダ8(改良型)テレビはジャーブ液晶テレビ(改良型)等昔懐かしの様式であった。 翌日には州政府から派遣されたアンドロイド型医師が派遣されて来た。 「ライシュウ・クライデスカネ?シュウセイフモ、ココスウジュウネンデワ、ハジメテノ、シゼンシュッサンデスカラ、セイフモキタイシテマスヨ!」 「イチオウ、ジドウキュウキュシャ、ガオタクノマエデ、タイキシテマスカラ、アンシンシテクダサイ、ウケイレタイセイモ、ダイジョブデス」 「ドレ、モウイチドショクシンヲ」 アンドロイド型医師が里子の腹を抑えて居たら!
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