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あれから2ヶ月弱
名前も知らない君とは当然あっていない
私は憧れの制服を着て桜並木の下を歩いていた
今日から高校生になったのだ
下駄箱に貼られたクラス表をみる
“1ーB 39番”
「最後か‥」
クラスに向かい席に着く
窓側の一番後ろ。
日だまりに包まれたその席は暖かく落ち着いて、知らぬ間にうとうとしてると前の席の子が座っていた
(ふあ‥あ、誰か来た‥)
そして眠い目をこすると見えたのは
「あ‥!」
私の声に驚き、振り返ったのは合格発表のときに見かけた子だった
どうやらあの時の事は覚えてないようで不思議そうな目をしている
「これから宜しくね」
私が言うと、君は緊張したような笑顔で返す
「宜しく」
日だまりの席
此処が僕らの始まりの場所
*
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